今週の音楽「弦楽四重奏曲 第2番 第4楽章」はいかが?
音ロケ@日原
 昨日、行ってきました。かつて無い文章量&画像量でお届けします(笑)
 なお、今回もバイノーラルマイクはadphoxのBME-200、レコーダーはRolandのR-09HRです。
【はじめに】
 その昔、原チャリの免許を取ってすぐに友人と奥多摩へツーリングしました。
 最近ふとそのことを思い出し、何となくgoogleマップを眺めていたところ日原という集落を発見。これが今回の音ロケのきっかけ。まあ、その時は「こんな東京のド端に人が住んでるんだなあ」とただただ驚くだけで行くつもりはありませんでした。
 が、集落の更に奥に位置する日原鍾乳洞の中に水琴窟があると知り「これは録らねば!」ということで、集落の散策も兼ねて探訪を決意。
 なにせ自宅から小田急線、中央線、青梅線と乗り継いで2時間10分、更に奥多摩駅からバスで30〜40分、集落から歩いて2kmの場所なので念入りに計画を立てました。天候はもちろん、マイクの吹かれを避けるために風の穏やかな日をチェック。
【出 発】
 10:22発の小田急線で出発。そして、新宿から青梅行きの中央線に乗り換え。朝の下りだし、空いてるものとばかり思っていたら羽村まで座れず(苦笑)
 11:47に青梅着。8分ほど待ち4両編成の青梅線に乗る。「ドアは手動で開閉しなければならない」という前知識を得ていたので、こじ開けでもするのかと想像していたら、ちゃんとボタンがありました(笑)
 なお、途中から乗客は僕ひとり。1車両まるまる貸し切り状態でした。空っぽの車内音って、響きが独特ですね。貴重な収穫でした。
青梅線(古里〜奥多摩)

【奥多摩】
 12:31に奥多摩駅到着。40分に鍾乳洞行きのバスが出るので、トイレに行ったりタバコを吸ったりしよう……と思いつつ改札を抜けようとしたらsuicaが残高不足。駅長さん曰く、奥多摩駅はオートチャージには対応していないそうです(苦笑)
 バスの時間を気にしつつ(なんたって、乗り遅れたら次は14:15ですからw)、慌てて手動チャージ。
 とりあえずトイレは行けたけど、一服する時間も駅舎を撮る時間もなく日原へ出発。
 乗客は僕を含めて数人。地元のおばちゃんとセールスマンらしき二人組。ただしどちらも早々に降りてしまい、またしても貸し切り状態(笑)
 運転手と乗務員の雑談をBGMに、バスはどんどん山奥へ入って行く。
 わかるかな? 日原トンネルです。全長1.1km、内部はM字にカーブしていて、高低差は50mあるとか!
 トンネルを抜けて2つめのバス停「東日原」で下車。終点の「鍾乳洞」まで乗って行けば楽なんですが、集落を散策したいので降りました。
バス(奥多摩〜東日原)
※ 編集でかなりはしょりました。

 ちなみにバスのルートは以下。
 音源内でもアナウンスがありましたが、バスは自由乗降のようですね。何とも奥多摩らしいというか。セールスマンGJ!
 バス停から見た日原街道。この集落のメインストリート。
 街道から見下ろした景色。
 反対側。つまり、道以外に平らな部分はないわけですね。
【日原集落散策】
 まず行きたかったのは、数年前に廃校になったという日原小学校。地図では高台に位置することから到達できるか自信がなかったのですが、距離的には近かった。と言うか集落自体、想像よりも小さかったです。
 つい、Snappyで遊んでしまいました(笑)
 そうそう、今回は極力iPhoneを使わないようにしました。ただでさえバッテリを食いまくるので、途中で空になったら超不安。なんたって、自分と現代社会を繋ぐ唯一のデバイスですから(笑) なので、今回はデジカメ持参です。
 でも、その心配はありませんでした。なぜなら、奥多摩駅を発った途端圏外になったので(苦笑)
 と言うわけで、どどーーーっと貼り付けますw
 何枚撮ったかなあ……デジカメとiPhoneを足して150枚は撮ったと思います。
 この日の日原は気温4度。念のため長袖Tシャツを2枚重ね着してきたので、僕的には丁度良い気温。
 空気がシャープで気持ちいい。
 時折吹く風は若干強め。
 ここでようやく人に出会う。それは駐在さん。僕が節操なく撮りまくってたら「そんなん撮ってもしょうがないでしょう」と笑ってました(笑)

 集落の外れで、廃墟のような建物を発見。が、よく見ると、洗濯物が干されていたりして営みが見える。僕は、吸い寄せられるように階段を上がった。
 反対側には車が駐められていたり、自転車が置かれていたり。門には「奥多摩工業日原寮」というプレート。しかし、どう見ても入寮しているのは数世帯だけ……夜とかめちゃくちゃ怖そう。
 あ、夜と言えば帰りのこと。
 鍾乳洞から奥多摩駅へのバスに乗るつもりなんですが、最終が16:18なんですよ。これを逃したら大変なことに。
 まあ、集落まで徒歩で下りれば17時台と18時台に1本ずつバスがあるのですが、なるべくなら鍾乳洞から乗りたいところ。
 幸い予定よりも早く集落の散策が終了したので、乗り遅れる不安からは解放されました。
【鍾乳洞へ】
 日原のシンボルとも言われる稲村岩(多分)を眺めながら歩く。
 ここからの日原街道は更に寂しくなります。道幅は2mほどで車線は無し。左側は遙か下方に沢が、右は絶壁に落石防止のネット。見上げれば、今にものしかかってきそうな木々。
 集落では駐在さん以外の人を見かけることはなかったけど、人の気配はしました。が、集落から出ると完全にひとりきり。誰もいないし、誰ともすれ違わない。こんなに静かな場所に来たのって、いったいどんぐらい振りだろう???
 「こういうのって、なんかいいなあ」と歩いていると、背後でガサッと物音が。振り向くと……
 ん、あれは何だ? タヌキ?
 いや、クマだ! なぜこんな季節に?? 温暖化のせいで間違って起きてしまったのか??
 いずれにしても、子グマだからといって安心はできない。近くに親グマがいるかもしれない。まあ、道路には上がってこれないと思うけど。
 割と冷静に(笑)先に進むと、見晴亭に到着。ここで何か食べたかったんだけど、残念ながら閉まってました。てか、集落の中にも1軒だけ食堂的な店があったんだけど、営業してる気配がなかった(苦笑) と言うわけで、食事はオアズケ。
 ちなみに、反対側には鍾乳洞のバス停があります。なので、バスで来たとしてもここからしばらく歩くことになるわけです。
 橋を渡ると……
 分かれ道。鍾乳洞へは右。
 道が更に寂しく(苦笑) しばらく風景に変化がないため歩くことに専念。
 なお、こんな道ですから、シーズン中は大渋滞になるそうです。そんな関係で、鍾乳洞までバスが往復しているのは平日だけだそうです。
 鍾乳洞近くの食堂に到着。入ろうかと思ったけど、喉が渇いていることに気付きアクエリタイム(笑)
 イターーーーーww
 何を伝えたいのかわからないけど、盛んに話しかけてくる。
 そのくせ、僕がちょっと動くだけで逃げてしまうw
 と言うわけで、ここまでの徒歩ルートは以下。

【日原鍾乳洞】
 さて、いよいよ鍾乳洞へ。
 入口は、一石山神社の斜め向かい。
 ああ、ネットで見た画と同じだ(当たり前w)。
 受付で券を買い、橋を渡り入場。
 集落を出てから誰とも会わなかったし、車もバスも通らなかった。いや、見晴亭のところで、ジョギング中のおばちゃん二人組とすれ違ったか……。でも彼女たちは、橋のところまで来て集落の方へUターンして行った(クマに襲われてなければ良いけど)。
 と言うことは、鍾乳洞までもが貸し切り?? 一周1.6kmの大鍾乳洞の中にひとりで入れるの?(笑) これを友人に話したら「絶対無理」と呆れてました。
 中へ入ると、いきなり狭い。屈まないと通れない。各所に水滴の落ちる音。
 石段を上がりきると水琴窟に到着。なるほど、ここに書かれている通り、確かに音が小さい。耳をすますと微かに音がする程度。先客がいたら完全にアウトでした。音は画像の左端の辺りから聞こえる。恐らく、そこに瓶が埋められているのでしょうね。
 で、録音したんですが、後でチェックしたらやはり音が小さいためノイジー。なので、パライコで修正しました。
水琴窟@日原鍾乳洞

 収録を終え先に進むと、一番広い場所に出た。「ここで水滴の音を録ると、さぞスペイシーだろうなあ」と思っていたので、早速収録開始。
 ところが、30秒ほど録った辺りで足音が。予期せぬカップルの登場で収録中止。
 まあ、思ったほどスペイシーじゃなかったし(笑)、水琴窟でも水滴の音が豊富に録れたし。ここらで観光に専念。


 とにかく登る登るwww
 石段は微妙に手前に傾斜しているので、後ろに引っ張られて怖い(苦笑) 鉄製の階段も奥行きが狭いので危ない。事故は起こらないのだろうか?

 まだ登るのかあ?? と思っていたらようやく平らな場所へ。ここが最上部であることを願う。
 調べによると、この鍾乳洞は建物の5〜6階分の高低差があるらしい。実際に訪れてみて、その凄さがわかりました(汗) ほとんど過呼吸(苦笑)

 どうやらお次は下りが続くらしい。汗をぬぐいながら前進。
 とにかく下りる下りるwww
 中腰になったり、体をよじったり。子供は喜びそうだなあ。
 ようやく出口の光が見えてきた。
 さっきのカップルは無事だろうか? ここは絶対デートスポットではないよなあ(苦笑)


 とにかく暑かったので、鍾乳洞の前で沢音を録りつつ涼むことに。
 なお、後の編集時、この音を録ったことをすっかり忘れマスターファイルを削除してしまいました(苦笑) 近くに滝もあり、迫力があったんですけどねえ……残念。
 と言うわけで、すべての音ロケが終了。時計を見ると15:30。最終のバスまで50分ほど余ってしまいました。
 タバコを吸ったり、沢を眺めたりして時間を潰してみたものの、それもせいぜい10分程度。そうこうしている間にも、日原の気温はどんどん下がってきている。
 腹も減ってるし、入口の食堂で何か食べようと鍾乳洞を去った。

 ところが閉店……まだ16時にもならないというのに(苦笑)
 しょうがないので、缶コーヒーを飲みつつゆっくりバス停へ。しかしそれでもまだ30分時間がある。
 そこでもう1度集落を散策しつつ、行きに降りたバス停「東日原」まで歩くことに。
 クマに遭遇することもなく(笑)、無事東日原へ。バスは10分後に来た。
 奥多摩駅へ着きiPhoneを見ると、電波が復活してた。モバイルできないってつらいですねえ(苦笑) 青梅行きの電車まで30分待ちなので、その間に友人数人にメールしつつ空腹を満たす。
 と言うわけで、日原小旅行は終了。場にふさわしくない格好で訪れてしまいましたが(笑)、楽しかったです。
【おまけ】
 青梅駅の連絡通路。

2/5/2009 23:59 sub soundscape

comments & TB (4)

  • 実は私、恥ずかしながら
    奥多摩に行ったことがありません(^_^;)
    でも読み応えがあったので追体験させて頂きました!
    水琴窟の音は癒されますね!
    寝る時に聞いてみたいものです。
    でも私も一人じゃ絶対無理です(^_^;)
    Tam 2/6/2009 23:25
  • 水琴窟の音堪能させて頂きました。
    これで横浜のように録れていなかったら廃人どころではないですね(笑)
    日原集落は、私も一度と思っていましたので大変参考になりました。
    青梅は何度か訪れたことがありますが、町そのものがレトロです。
    http://www.rurubu.com/book/article/domestic/20071112/
    セロ弾き 2/9/2009 14:38
  • クマーーーーーー!!!!
    怖いですねーーーー!!
    こんなに画像があるのに人が写ってるのは1枚だけ(;_ゞ)
    さびしくなかったですかぁ??
    わたしは絶対無理だろうなあ。
    みなみ 2/9/2009 21:27
  • >Tamさん
    無理ですか?(笑)
    鍾乳洞に限らず、全体的に静かで良かったですよ。
    Tamさんも一度行かれては?
    >セロ弾きさん
    今回は必要以上に確認しました(笑)
    横浜は近々リベンジする予定ですが、日原はさすがに早々行けませんから(苦笑)
    青梅の件は謎が解決しました。
    だからあんなにレトロ仕様なんですね。
    >みなみさん
    シーズンオフのせいか、ほんと誰もいなかったんですよ〜。
    まさかとは思っていたけど、クマには驚きました(笑)
    MONO 2/10/2009 23:15

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